材料の段階から塗装・出荷まで、
ブレーカの製造工程を紹介します
ブレーカの各部品を作るために、材料を購入します。部品の用途に応じて、使う金属の種類が決められています。
広い平面を削り、直方体に仕上げます。
製品を回転させ、刃物で決められた円筒形状に加工します。
径が小さく深い穴はガンドリルを使います。
深穴・・・JIS(日本工業規格)の定義では「深穴あけ=長さと直径の比が4倍以上の穴をあける作業」となっています。
ドリル、タップ、エンドミルなどの工具を、工作機械が自動で交換しながら加工します。いろいろな形状の穴がある為、多くの工具を必要とします。
ここでは、シリンダとバルブなどをつなぐ油圧回路を完成させ、各部品を固定できるように、ねじを加工します。また、この工程で、部品の形状が完成します。
加熱・冷却により素材の硬度や性質を変化させて、決められた硬度にします。
砥石を使って決められた寸法、面粗度に仕上げます。設定された許容範囲が狭いため、ミクロン単位で加工します。
部品やボルトの組み忘れがないか、規定のトルクで締まっているかひとつひとつ確認します。
全数チェックをして、不具合品が出荷されないようにします。
この工程で、出荷先に応じたブラケットを組み付けます。